
3月3日の楽しいひな祭り。
女の子のいるご家庭ではキレイに飾り付けをされたことでしょう。
せっかく飾ったので片付けるのはもったいない、などと言っていると、あの忌まわしい言葉がうかびますね。「早く片付けないと行き遅れる・・・」
そんな言葉に脅迫されつつ、この休みにはせっせとお片づけされている方も多いことでしょう。

このかわいいお雛様達は、すべて紙と梱包材等の不要品で作られたものです。
すごくよくできていると思いませんか?

これは、高知県土佐市の
白菊園病院と併設の老人保健施設ヴィラフローラで作られたものです。
毎月ごとに季節を感じる作品を、スタッフと患者の皆さんが作られています。
これらの作品は、全館にとてもステキにディスプレイされていて、その様子はさながら美術館のようです。

ここを訪れる家族の方々や見舞い客も、月替わりのディスプレイをとても楽しみしているそうです。
そして何より、お年よりの皆さんが制作をとても楽しみにしていて、作る楽しみ・自分の作品が展示される誇り・次の制作への期待などで、どんどん積極的になられるそうです。
それが、生きることへの意欲になる・・・これこそが本当の「癒し」ではないでしょうか。
それぞれの患者さんが「できることだけ」を担当して、完成度が高い作品を作り上げる。
大人が好きな柄・大人が好む色で作られた作品群は、患者さんの「大人としての感性を尊重されている」と感じられるものでした。
この制作を、監修・指導していらっしゃる
白菊園病院の岡本企画室長は、
「病院のハード面は整備されています。そして今はソフトの時代だ、といわれています。でもこれからは、それにアートが加わるのです。これからの医療はハード・ソフト・アートの3本柱です。」
元ナースの岡本室長が、患者本位で考えた新しいペーパークラフト。
ここに「新しい紙の使い方」を見た思いがしました。
私達は、白菊園病院とヴィラフローラに、このクラフト用の和紙を提供しています。
詳しくは
白菊ギャラリーをご覧下さい。

このドレスは全て土佐和紙で出来ています。
白菊園さまのご好意でLadyRisaショップ内に展示しています。ご来店の時にはどうぞご覧下さい。
土佐和紙のアウトレット LadyRisa
posted by オーナロ at 16:51| 高知 ☀|
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和紙ラッピング&クラフト
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