2007年2月度のサンフランシスコギフトフェアの写真が出来上がりました。
新しいカード『ori−stitch<sashiko>シリーズ』の登場です。
コットンと雁皮など非木材紙で作った高品質カード紙に、押し型(press)を施したYoko Lewisデザインの新製品です。
単品と豪華に桐箱に入った6枚セットもございます。
前回出品のfoldingシリーズの桐箱入りも出ました。
こちらは和紙素材の天然の生成色を生かし、落ち着いた色を合わせたシンプルな美しさと、日本の折り紙や折形などを思い起こさせるYoko Lewisオリジナルデザイン。
いずれもご好評をいただきました。
今年もBEEHOUSEさまのブースでお世話になっております。
エコ製品として日本でも人気爆発の土佐龍の品々。
アメリカではすでに通販カタログで紹介されたり、有名なライフスタイル提案型のセレクトショップや健康関連のお店にも置かれているようです。
車や電気製品だけでなく、アメリカの人々の最も身近なところで日本製品が活躍している良い例ではないでしょうか!?
これらの和紙製品のお問合せは土佐和紙のLadyRisaまで。
もしくはYoko Ueno Lewis
または株式会社モリサまで
2007年02月21日
2007年02月20日
サンフランシスコ出展
2007 SanFransisco International Gift Fair
2007/2/17〜2007/2/21 Moscone Center
今年もBEEHOUSEさまのコマにて出品しております。
昨年8月の第一回出展から半年、カード用に書き味のいいコットン+がんぴの紙を作りました。今回もYoko Lewisデザインの新しいカードの数々を、現地の皆様に見ていただく機会を得ました。
この春からアメリカ西海岸を中心に各地へ出荷されるであろう、
この製品きっと皆さんの手に触れる日も近いと思います。
お楽しみに!
2006年08月09日
いよいよ帰国
2006年8月9日ー帰国
さて瞬く間に過ぎた1週間。もう帰国の時が来た。
前の晩に荷物をすっかり整理して、朝はゆっくりBERKELEYのお散歩にしよう、と決めていた。
緑の多い景色と清々しい空気、瀟洒な邸宅が並び、
道にはピカピカの高級車が路上駐車されている。
アップダウンの多い道も、次々に目に飛び込む邸宅や庭の美しさにまったく疲れを感じなかった。
ふと見ると道路沿いのひときわ大きな家が売りに出されていた。
日本円にして2億以上!
本当に芦屋か田園調布か、みたいな場所だ。
しっかり景色と空気を胸にしまいこんで、いよいよ出発。
BerkeleyからSan Francisco International Air Portまでは1時間もかからない。Jimさんのメルセデスでひとっとび!
何から何までお世話になったYokoさんJimさんに別れを告げて空港内へ。
このたびの出張は多くの人に支えられて成り立った。
会社スタッフ・BEEHOUSEスタッフ・デザイナーのYokoさんご夫妻…家族は言うに及ばず、実家や姉妹まで留守宅を守ってくれた。
以前ロンドンへ製品を出した時に、かすかな手ごたえを感じていたとはいえ、「和紙をアメリカで売る」なんて夢のようなことによく会社がGOを出してくれた、と思う。
結局このイベント単発では、実売数は希望に及ばなかったが、
「2〜3年は我慢して継続すること!必ず道は拓ける!」
とBEEHOUSEのみなさんから言葉をいただいて、ますます奮起した。
必ずこの恩に報いるように成果をあげたいと思う。
また今回は完全にビジネスで明け暮れたが、
次はSan Franciscoを拠点にして近郊も訪ねたい。
再びYosemiteにも行きたいし、
かつて過ごしたSan Luis Obispoも訪ねたい。
Los Angelsもゆっくり散策したいし、
Grand Canyonへも行きたい、なんて…
急に欲張りな気持ちになってしまった。
思えば、もう2度とアメリカの土を踏むことがあるだろうか…と考えていたのだが、あれよあれよと仕事の力を借りてまた戻ってきてしまった。
「30年ぶりの1人での渡米」という事態にも、驚くほどためらいがなかった。
来てみると昔と変っている所もあるし、
私は英語をたくさん忘れてしまっていたが、
やはり「よその国」という気がしないのが不思議だ。
自分がいま、若くてチャンスに恵まれていたら、
きっとここで仕事したり、学ぶという選択をしただろう、と確信する。
風や空気はどこか懐かしく、心地よい。
食べ物や香りにも時々甘い(?)フラッシュ・バックが起きる。
耳に入る言葉が理解できなくてもそのリズムに心臓が呼応する。
きっとどこかで繋がっていたのだ。これからもきっと。
そう信じて頑張って行こう!
十時間を越すフライト、さらに国内線を乗り継ぎ高知へついたときは、
翌日8月10日の夜、高知では熱い「よさこい」が始まっていた。
さて瞬く間に過ぎた1週間。もう帰国の時が来た。
前の晩に荷物をすっかり整理して、朝はゆっくりBERKELEYのお散歩にしよう、と決めていた。
緑の多い景色と清々しい空気、瀟洒な邸宅が並び、
道にはピカピカの高級車が路上駐車されている。
アップダウンの多い道も、次々に目に飛び込む邸宅や庭の美しさにまったく疲れを感じなかった。
ふと見ると道路沿いのひときわ大きな家が売りに出されていた。
日本円にして2億以上!
本当に芦屋か田園調布か、みたいな場所だ。
しっかり景色と空気を胸にしまいこんで、いよいよ出発。
BerkeleyからSan Francisco International Air Portまでは1時間もかからない。Jimさんのメルセデスでひとっとび!
何から何までお世話になったYokoさんJimさんに別れを告げて空港内へ。
このたびの出張は多くの人に支えられて成り立った。
会社スタッフ・BEEHOUSEスタッフ・デザイナーのYokoさんご夫妻…家族は言うに及ばず、実家や姉妹まで留守宅を守ってくれた。
以前ロンドンへ製品を出した時に、かすかな手ごたえを感じていたとはいえ、「和紙をアメリカで売る」なんて夢のようなことによく会社がGOを出してくれた、と思う。
結局このイベント単発では、実売数は希望に及ばなかったが、
「2〜3年は我慢して継続すること!必ず道は拓ける!」
とBEEHOUSEのみなさんから言葉をいただいて、ますます奮起した。
必ずこの恩に報いるように成果をあげたいと思う。
また今回は完全にビジネスで明け暮れたが、
次はSan Franciscoを拠点にして近郊も訪ねたい。
再びYosemiteにも行きたいし、
かつて過ごしたSan Luis Obispoも訪ねたい。
Los Angelsもゆっくり散策したいし、
Grand Canyonへも行きたい、なんて…
急に欲張りな気持ちになってしまった。
思えば、もう2度とアメリカの土を踏むことがあるだろうか…と考えていたのだが、あれよあれよと仕事の力を借りてまた戻ってきてしまった。
「30年ぶりの1人での渡米」という事態にも、驚くほどためらいがなかった。
来てみると昔と変っている所もあるし、
私は英語をたくさん忘れてしまっていたが、
やはり「よその国」という気がしないのが不思議だ。
自分がいま、若くてチャンスに恵まれていたら、
きっとここで仕事したり、学ぶという選択をしただろう、と確信する。
風や空気はどこか懐かしく、心地よい。
食べ物や香りにも時々甘い(?)フラッシュ・バックが起きる。
耳に入る言葉が理解できなくてもそのリズムに心臓が呼応する。
きっとどこかで繋がっていたのだ。これからもきっと。
そう信じて頑張って行こう!
十時間を越すフライト、さらに国内線を乗り継ぎ高知へついたときは、
翌日8月10日の夜、高知では熱い「よさこい」が始まっていた。
2006年08月08日
SebastopolからBerkeleyへ
2006年8月8日-その2-
あまりにおいしかった地元のワインのラベルを参考に、
お土産にワイン購入を決め、
街中の店で、(小さな町なのにワイン専門店がある!)
予算・好みなどを申し出てセレクトしてもらい購入。
買い物中、突然3人のおまわりさんが入ってきてギョッとしたが、
「どうだい?調子は?」というような世間話で笑っていたので、
平和な町・Sebastopolの時間つぶしの巡回だろうとわかって、ちょっと安心。
きっとおいしいに違いない!
…そんな雰囲気がただようショップだった。
Sebastopolを出て、再び南へとFreewayをぶっ飛ばす。
午後になって湾岸の霧もどこかへ去ってしまい、
ジリジリと乾燥した日差しがフロントガラスから容赦なく差し込み、
暑いのなんのって、半端じゃない!
(あぶられるように汗が肌から蒸発していく)
ここへきてはじめて感じた暑さ、というか「熱さ」だ。
しかし、湾岸のBerkeleyにつくと涼しい風が吹き抜けていた。
たかだか数十キロの距離なのに、砂漠と湾岸の気候の違いに驚いた。
Berkeleyについた頃、Yokoさんのケイタイに
カード類をまとめて買ってくださるお店があった!
という朗報がBEEHOUSEから入った。
そのお店はSeatleの和風雑貨屋さんKOBO。
なんてラッキー!その場に居合わせることは出来なかったが、
アメリカにいる間にご褒美をもらった気分だった。
気分が高揚したまま、Berkeleyのダウンタウンにある、話題の紙専門店「PaperSource」へ。
壁面を目いっぱい使い、
カラーパレットのように莫大な数のカード・レター製品を展示している。
色や柄のセレクトも洗練されていて、ディスプレイにも細心の注意が払われている。
紙製品だけでこんなに充実した品揃えは、残念ながら日本では見たことがない。
珍しい材質・印刷技術が目白おしだ。ほしいものが沢山あり、目移りする。
カードだけでなく、クラフトの小道具が揃っていてオリジナルを作りたくなる。
シーズンでもないのに沢山の女性客がいて、
ギフトの季節にはさぞや・・・と想像する。
「こんな店に置いてもらえれば…」そう思った。
いや「こんな店に置いてもらおう」そう願うことにした。
その後Berkeleyで人気のあるショップをいくつか訪ね、
昨日展示会に来て沢山のご意見をいただいた「Miki's Paper」も訪問した。
和紙専門店の落ち着いた佇まいと店主のMiyukiさん。
紙屋というカテゴリーで括れない、
禅とか日本文化そのものを見せている感じが伝わった。いいお店だ。
Berkeleyは決して大きな町ではないが洗練されたお店が多い。
街ゆく人はみんな、ここでの生活を楽しんでいるように見える。
どこの店のディスプレイにも遊び心があふれていて、
フレンドリーでお客様をいい気分にするおもてなし。
この感覚を日本に帰っても忘れてはいけないな。
せっかくここまで来たんだから、肌で全部吸収していかなくては!
<YokoさんJimさん手作りのディナー>
夕方は、BEEHOUSEスタッフのNaokoさん(Yokoさんの親友)が、
NovatoからBerkeleyまで来て下さっていよいよお別れの晩餐。
Naokoさんは、私と同年代で偶然子供も同じ年齢。
仕事も家庭もしっかりとやっていらっしゃる完璧な英語を話す美しい女性だ。
(トーゼンご主人はアメリカ人♪写真がないのがザンネン)
偶然は重なって、同じ頃に関西の近くの大学に通っていたらしい、
ということがわかって話もはずんだ。
子供のこと、日本のこと、教育のこと、大学のこと、
ちょうどアメリカに来る前にNHKで特集された「Working poor」の話題、etc、話は尽きなかった・・・
夕暮れの長い時間をパスタやワインで楽しく語らい、思い出深い夜となった。
さて、明日はいよいよ帰国の途に着かねばならない。
名残惜しくはあるが、きっとまた来られると確信していよう。
GOOD-NIGHT ・・・のはずだった。
夜中にふと目覚め、トイレに行きたくなって廊下をはさんだBathroomに。
用を済ませて帰ってくると、
な、なんと部屋のドアにロックが掛かっているではないか・・・
がーーーーん!
どうしよう、どうしよう??
朝まではまだ3時間、いやもっとある。
しかしみんなが起きている時間ではない。
廊下で寝るか?いやそれには涼しすぎる。
10分ほどガチャガチャやって観念したワタシ。
Yokoさんとジムさんの部屋をノックすること10分。
バスローブをまとったジムさんが「どうした?」と出てきてくれた。
よかったーーー。涙がでそうになった。
混乱し寝ぼけた頭でどうにかこうにか英語を駆使して状況を説明し、
部屋を開けてもらった(T_T)
ただただ頭を下げるワタシに、
笑顔で「ぐっすり寝るようにね」といって
肩をたたいてくれたくれたジムさん。
かたじけない、申し訳ない。
10代の子供がやりそうな失敗をこの歳でやってしまった・・・
またまた私の「青春の1ページ」が追加されちゃったのだ・・・
いつまでもこうなんだ「三つ子の魂百まで」
・・・恐ろしい。
たぶん、30年後に老人グループホームかどこかできっと同じ事やるんだ。
映画のように脳裏に映し出されるその様子を見ながら羽根布団に身を沈めた。
あまりにおいしかった地元のワインのラベルを参考に、
お土産にワイン購入を決め、
街中の店で、(小さな町なのにワイン専門店がある!)
予算・好みなどを申し出てセレクトしてもらい購入。
買い物中、突然3人のおまわりさんが入ってきてギョッとしたが、
「どうだい?調子は?」というような世間話で笑っていたので、
平和な町・Sebastopolの時間つぶしの巡回だろうとわかって、ちょっと安心。
きっとおいしいに違いない!
…そんな雰囲気がただようショップだった。
Sebastopolを出て、再び南へとFreewayをぶっ飛ばす。
午後になって湾岸の霧もどこかへ去ってしまい、
ジリジリと乾燥した日差しがフロントガラスから容赦なく差し込み、
暑いのなんのって、半端じゃない!
(あぶられるように汗が肌から蒸発していく)
ここへきてはじめて感じた暑さ、というか「熱さ」だ。
しかし、湾岸のBerkeleyにつくと涼しい風が吹き抜けていた。
たかだか数十キロの距離なのに、砂漠と湾岸の気候の違いに驚いた。
Berkeleyについた頃、Yokoさんのケイタイに
カード類をまとめて買ってくださるお店があった!
という朗報がBEEHOUSEから入った。
そのお店はSeatleの和風雑貨屋さんKOBO。
なんてラッキー!その場に居合わせることは出来なかったが、
アメリカにいる間にご褒美をもらった気分だった。
気分が高揚したまま、Berkeleyのダウンタウンにある、話題の紙専門店「PaperSource」へ。
壁面を目いっぱい使い、
カラーパレットのように莫大な数のカード・レター製品を展示している。
色や柄のセレクトも洗練されていて、ディスプレイにも細心の注意が払われている。
紙製品だけでこんなに充実した品揃えは、残念ながら日本では見たことがない。
珍しい材質・印刷技術が目白おしだ。ほしいものが沢山あり、目移りする。
カードだけでなく、クラフトの小道具が揃っていてオリジナルを作りたくなる。
シーズンでもないのに沢山の女性客がいて、
ギフトの季節にはさぞや・・・と想像する。
「こんな店に置いてもらえれば…」そう思った。
いや「こんな店に置いてもらおう」そう願うことにした。
その後Berkeleyで人気のあるショップをいくつか訪ね、
昨日展示会に来て沢山のご意見をいただいた「Miki's Paper」も訪問した。
和紙専門店の落ち着いた佇まいと店主のMiyukiさん。
紙屋というカテゴリーで括れない、
禅とか日本文化そのものを見せている感じが伝わった。いいお店だ。
Berkeleyは決して大きな町ではないが洗練されたお店が多い。
街ゆく人はみんな、ここでの生活を楽しんでいるように見える。
どこの店のディスプレイにも遊び心があふれていて、
フレンドリーでお客様をいい気分にするおもてなし。
この感覚を日本に帰っても忘れてはいけないな。
せっかくここまで来たんだから、肌で全部吸収していかなくては!
<YokoさんJimさん手作りのディナー>
夕方は、BEEHOUSEスタッフのNaokoさん(Yokoさんの親友)が、
NovatoからBerkeleyまで来て下さっていよいよお別れの晩餐。
Naokoさんは、私と同年代で偶然子供も同じ年齢。
仕事も家庭もしっかりとやっていらっしゃる完璧な英語を話す美しい女性だ。
(トーゼンご主人はアメリカ人♪写真がないのがザンネン)
偶然は重なって、同じ頃に関西の近くの大学に通っていたらしい、
ということがわかって話もはずんだ。
子供のこと、日本のこと、教育のこと、大学のこと、
ちょうどアメリカに来る前にNHKで特集された「Working poor」の話題、etc、話は尽きなかった・・・
夕暮れの長い時間をパスタやワインで楽しく語らい、思い出深い夜となった。
さて、明日はいよいよ帰国の途に着かねばならない。
名残惜しくはあるが、きっとまた来られると確信していよう。
GOOD-NIGHT ・・・のはずだった。
夜中にふと目覚め、トイレに行きたくなって廊下をはさんだBathroomに。
用を済ませて帰ってくると、
な、なんと部屋のドアにロックが掛かっているではないか・・・
がーーーーん!
どうしよう、どうしよう??
朝まではまだ3時間、いやもっとある。
しかしみんなが起きている時間ではない。
廊下で寝るか?いやそれには涼しすぎる。
10分ほどガチャガチャやって観念したワタシ。
Yokoさんとジムさんの部屋をノックすること10分。
バスローブをまとったジムさんが「どうした?」と出てきてくれた。
よかったーーー。涙がでそうになった。
混乱し寝ぼけた頭でどうにかこうにか英語を駆使して状況を説明し、
部屋を開けてもらった(T_T)
ただただ頭を下げるワタシに、
笑顔で「ぐっすり寝るようにね」といって
肩をたたいてくれたくれたジムさん。
かたじけない、申し訳ない。
10代の子供がやりそうな失敗をこの歳でやってしまった・・・
またまた私の「青春の1ページ」が追加されちゃったのだ・・・
いつまでもこうなんだ「三つ子の魂百まで」
・・・恐ろしい。
たぶん、30年後に老人グループホームかどこかできっと同じ事やるんだ。
映画のように脳裏に映し出されるその様子を見ながら羽根布団に身を沈めた。
アメリカ滞在5日目-視察その1
2006年8月8日−その1−
バークレーのオゾンいっぱいの空気の中で目覚め、
Yokoさんが用意してくださったスムージーをゴクリ!
朝から陽光をたんまり浴びて、清々しい気分で滞在5日目を迎えました。
ここにはマレーネという何ともステキなお名前の猫がいます。
ロンゲの尻尾を揺らしながら歩く姿は、本当に優雅そのもの。
猫好きな私は、そのマレーネちゃんの気を惹こうといろんな事を試みるのですが、
やっぱ言葉の壁かなぁ…、なかなか懐いてくれなくて残念でした(涙)
マレーネちゃんは斜面に沿って建つYoko邸の台所のドアから、
バークレー湾を見渡せる丘に座って、のんびりとヘアのお手入れ。
このあたりの丘には鹿や小動物が沢山いるとか…
まるでディズニーの世界ですね。猫も楽しいだろうなぁ(笑)
今日はいよいよお店の視察です。
まずはサンフランシスコから北へ50マイルほどのSebastopolへ。
ギフトショーで初めて私達の製品を買ってくださったお店「Many Rivers」を尋ねるのが目的。
SebastopolはYokoさんも初めてで、Yahoo mapで道順をプリントアウトし、
「はい、これでナビゲートしてね」と渡されました
(もちろんディレクション全部英語:汗!)
フリーウェイを進むうちは快適だったのですが、
牧場沿いの一般道路に入ったらお店や大きな建物もほとんどなく、
一体どこを走っているのかさっぱりわからない。
迷っているのかいないのか、
とにかくmapを信じて農場端の道を30分ほど進むと小奇麗な街にでました。
「おお!ここがSebastopolか…」
5分で抜けられるダウンタウンを行ったり来たりしながら、
『Many Rivers』を探すこと約10分、ありました!ありました!
小さいけれど凝った看板、店内に入るとあの展示会にいらっしゃった
とても温和な表情の思慮深そうなご主人が笑顔で迎えてくれました。
店内は10坪程ながら、スピリチュアル関連のセレクトブックショップという感じ。
芸術・宗教・ヒーリング・ライフスタイル・武道・茶道などありとあらゆる本が、
子供向けから大学の教科書のような本まで…
ふと横を見ると、お香や仏具(なんと独鈷まで)日本茶の食器まである!
BEEHOUSEのTEAPOTもおいてありました。
入り口にはカードスタンドがあり「おぉ、ここに並ぶのか…」と感慨もひとしお。
書道で描かれたカードなど、和洋問わず静かなデザインのものが並び、
(書道のカードに“Brush Dance”と書かれていたのは新鮮な驚きでした)
ここにもご主人のセレクトが生きていました。
日本ではこういった本のセレクトショップはなかなか見つかりませんね。
でもきっとこれからの本屋さんは、こうあるべき、という気がします。
店内を見ているうちにちょうどお昼になりました。
おしゃべりも穏やかで知性あふれるステキな店主から
街でオススメのレストランを教えてもらい、お別れしました。
<K&L bistro>
それは小さなダウンタウンの中ほどにあるK&Lビストロ。
落ち着いたかわいいお店で
地元の方らしい身奇麗なおばちゃんおじさんたちでいっぱい。
その人たちの立ち居振る舞いをみていると「いい街なのだな」と実感。
昼から(またか!?失礼)グラスワインを頼み、
(だってこのあたりはアメリカ隋一のワインの産地ですから)
すごくバリュームのあるランチをシェアして、
いつまでも続くおばちゃんたちの幸せなおしゃべりを
BGMにお昼を楽しみました。
アメリカに来て思うのは、みんなが食事(特に夕食)を楽しんでいること。
そう「食事を楽しむ」という言葉がぴったりです。
食欲を満たすことのみでなく、あたふたせず、
いっぱいおしゃべりをしながら、
目にも楽しい食事を時間をかけて食べる!
老いも若きも、富める者もそうでないものも。
この光景をずっと見続けてきました。
こうした1日を一つ一つ楽しむこと、それが人生だ!って感じ。
見習わなきゃ、ね。
日本人はあまりにも余裕がなさすぎる…
楽しもう!食事と人生を
バークレーのオゾンいっぱいの空気の中で目覚め、
Yokoさんが用意してくださったスムージーをゴクリ!
朝から陽光をたんまり浴びて、清々しい気分で滞在5日目を迎えました。
ここにはマレーネという何ともステキなお名前の猫がいます。
ロンゲの尻尾を揺らしながら歩く姿は、本当に優雅そのもの。
猫好きな私は、そのマレーネちゃんの気を惹こうといろんな事を試みるのですが、
やっぱ言葉の壁かなぁ…、なかなか懐いてくれなくて残念でした(涙)
マレーネちゃんは斜面に沿って建つYoko邸の台所のドアから、
バークレー湾を見渡せる丘に座って、のんびりとヘアのお手入れ。
このあたりの丘には鹿や小動物が沢山いるとか…
まるでディズニーの世界ですね。猫も楽しいだろうなぁ(笑)
今日はいよいよお店の視察です。
まずはサンフランシスコから北へ50マイルほどのSebastopolへ。
ギフトショーで初めて私達の製品を買ってくださったお店「Many Rivers」を尋ねるのが目的。
SebastopolはYokoさんも初めてで、Yahoo mapで道順をプリントアウトし、
「はい、これでナビゲートしてね」と渡されました
(もちろんディレクション全部英語:汗!)
フリーウェイを進むうちは快適だったのですが、
牧場沿いの一般道路に入ったらお店や大きな建物もほとんどなく、
一体どこを走っているのかさっぱりわからない。
迷っているのかいないのか、
とにかくmapを信じて農場端の道を30分ほど進むと小奇麗な街にでました。
「おお!ここがSebastopolか…」
5分で抜けられるダウンタウンを行ったり来たりしながら、
『Many Rivers』を探すこと約10分、ありました!ありました!
小さいけれど凝った看板、店内に入るとあの展示会にいらっしゃった
とても温和な表情の思慮深そうなご主人が笑顔で迎えてくれました。
店内は10坪程ながら、スピリチュアル関連のセレクトブックショップという感じ。
芸術・宗教・ヒーリング・ライフスタイル・武道・茶道などありとあらゆる本が、
子供向けから大学の教科書のような本まで…
ふと横を見ると、お香や仏具(なんと独鈷まで)日本茶の食器まである!
BEEHOUSEのTEAPOTもおいてありました。
入り口にはカードスタンドがあり「おぉ、ここに並ぶのか…」と感慨もひとしお。
書道で描かれたカードなど、和洋問わず静かなデザインのものが並び、
(書道のカードに“Brush Dance”と書かれていたのは新鮮な驚きでした)
ここにもご主人のセレクトが生きていました。
日本ではこういった本のセレクトショップはなかなか見つかりませんね。
でもきっとこれからの本屋さんは、こうあるべき、という気がします。
店内を見ているうちにちょうどお昼になりました。
おしゃべりも穏やかで知性あふれるステキな店主から
街でオススメのレストランを教えてもらい、お別れしました。
<K&L bistro>
それは小さなダウンタウンの中ほどにあるK&Lビストロ。
落ち着いたかわいいお店で
地元の方らしい身奇麗なおばちゃんおじさんたちでいっぱい。
その人たちの立ち居振る舞いをみていると「いい街なのだな」と実感。
昼から(またか!?失礼)グラスワインを頼み、
(だってこのあたりはアメリカ隋一のワインの産地ですから)
すごくバリュームのあるランチをシェアして、
いつまでも続くおばちゃんたちの幸せなおしゃべりを
BGMにお昼を楽しみました。
アメリカに来て思うのは、みんなが食事(特に夕食)を楽しんでいること。
そう「食事を楽しむ」という言葉がぴったりです。
食欲を満たすことのみでなく、あたふたせず、
いっぱいおしゃべりをしながら、
目にも楽しい食事を時間をかけて食べる!
老いも若きも、富める者もそうでないものも。
この光景をずっと見続けてきました。
こうした1日を一つ一つ楽しむこと、それが人生だ!って感じ。
見習わなきゃ、ね。
日本人はあまりにも余裕がなさすぎる…
楽しもう!食事と人生を
2006年08月07日
SFIGF3日目−その3
2006年8月7日ーその3−
サンフランシスコからベイブリッジを渡り、Yoko邸のあるバークレーへ。
湾岸に程近い地域は、IKEAやでっかいショッピングセンターがあり、街気分。
BARTと平行しながらどんどん奥へ進んで行くと、住宅街。
奥へ行くほど家の規模が大きくなる。
噂に聞いたとおり、豪邸だらけの丘陵地帯だ。
日本にたとえれば芦屋か、なぁ。
思わず「うわ!ホテルカリフォルニア」(まったく70年代の申し子だな)と叫んでしまったのが、
The Claremont Resort&Spa
すごくゴージャスなバカンスが過ごせそうだ。今度は絶対ここに泊まりたいな。
などと考えながら、車窓の景色に目移り。
白い洋館(当然)のLEWIS邸につくと、自動シャッターの車庫が開いた。
並んだ車は、メルセデスとポルシェとVW。
2人暮らしで3台か・・・うぅむ、セレブ感いっぱい。
荷物を置いて、夕飯の買い物にバークレーのダウンタウンに出る。
バイヤーが来ていた「Elephant Pharmacy」に寄る。
ドラッグは日本もアメリカも面白い。思わず長い滞在をしてしまった。
「ほら、このあたりがCalifornia大学BERKELEY校」
と言われて周りを見渡すと校舎らしきものが、
あっちにもこっちにも林立し、小さな家が間にたくさん見られた。
よく見ると小さな家の玄関上には、なにやらギリシャ文字が書かれていて、
とっさに映画のアニマルハウスを思い出した私は、
思わず「アニマルハウスみたい!!」と叫んでいた。
するとメルセデスを運転していたYokoさんのご主人Jimさんが(UCバークレー校出身)
「そう!これがアニマル・ハウス」と笑って言った。
そうか、ジョン・ベルーシの傑作映画の中だけかと思いきや、
大学の生徒が住むこの小さな家は本当にアニマル・ハウスと言うんだね・・・
アニマル達がウロウロしている界隈を通りながら、
「大学生協って誰でも入れるんですか?」と聞くと、
すぐ「行ってみる?」と車を回して大学構内へ。
さすが卒業生!迷うことなく一直線に生協の下の駐車場へ。
ホンマモノの大学生協、しかもUCのですよ!
これは70年代に「UCLA」流行りを経験した私にとっては興奮モノでした。
バークレー校のシンボルゴールデンベアのついたZippoを旦那へのお土産に、
自分にはUCバークレーのTシャツをお土産にホクホクでした。
それからダウンタウンへ出てMexican Foodのブリトーのテイクアウト。
これがまたでかい!中山きんに君の腕くらいあるので2種類買って、3人でシェアすることにしました。
日本ではあまり食べられないナチョ・チーズ(Nacho cheese)も見つけて、
買ってもらいました。(ビーバス&バットヘッドか?)
私は“タコ”や“トルティーアもの”が大好き。
家でも“タコ・シェル”は出来上がりを買ってきては
野菜やチリソースのようなものをのっけて食べるんですが、
トルティーアは出来上がりものがない。
今度は強力粉を買って家でも作ってみるぞーー!
(先日KFCで食べた“マンゴソースのトルティーア”
(商品名忘れた)がとても美味しかったので、
ますます我が家のトルティーア人気が高まりつつあります)
たそがれの夕凪の中、カーテンのないYoko邸で、
私だけビールをもらって(どんな贅沢モノなんだー!?)
メキシコ料理に舌鼓を打ちましたが・・・
「オーナロさんて、アメリカの料理何でもOKですね?」
と言われ、
意外に日本から来た人は食べ物がダメっていう人が
たくさんいるらしい、ということを聞かされた。
そうですか・・・考えもしなかったな。
最初に来たのが15歳の食べ盛りで、
しかも寮のカフェテリアでの食事に、
何の気構えもなくフツーに馴染んだ気がする。
そんなにアメリカは食べ物ダメですかね?
私はPork&Beans(焼いたポークに煮た豆を乗っけてるヤツ(マズイよね、つーかおいしいこれを食べたことがない、あれば持ってきて〜)
以外はたいていOKです。
と、いうわけで当時はあっという間に10Kg太りました(笑)
外食もファーストフードもよく食べたけど、
アメリカの量の多さにビックリしたのは最初だけで・・・
すぐ順応しちゃうんだな。これが。
というわけで何を食べても「美味しい」のはひとつの才能か?
と自己肯定しつつ、ここでも食事をたっぷりと楽しみ、
アルコールも程よく回って涼しい夜の風に心地よく眠ったのでした。
(よく活動した一日でした)
サンフランシスコからベイブリッジを渡り、Yoko邸のあるバークレーへ。
湾岸に程近い地域は、IKEAやでっかいショッピングセンターがあり、街気分。
BARTと平行しながらどんどん奥へ進んで行くと、住宅街。
奥へ行くほど家の規模が大きくなる。
噂に聞いたとおり、豪邸だらけの丘陵地帯だ。
日本にたとえれば芦屋か、なぁ。
思わず「うわ!ホテルカリフォルニア」(まったく70年代の申し子だな)と叫んでしまったのが、
The Claremont Resort&Spa
すごくゴージャスなバカンスが過ごせそうだ。今度は絶対ここに泊まりたいな。
などと考えながら、車窓の景色に目移り。
白い洋館(当然)のLEWIS邸につくと、自動シャッターの車庫が開いた。
並んだ車は、メルセデスとポルシェとVW。
2人暮らしで3台か・・・うぅむ、セレブ感いっぱい。
荷物を置いて、夕飯の買い物にバークレーのダウンタウンに出る。
バイヤーが来ていた「Elephant Pharmacy」に寄る。
ドラッグは日本もアメリカも面白い。思わず長い滞在をしてしまった。
「ほら、このあたりがCalifornia大学BERKELEY校」
と言われて周りを見渡すと校舎らしきものが、
あっちにもこっちにも林立し、小さな家が間にたくさん見られた。
よく見ると小さな家の玄関上には、なにやらギリシャ文字が書かれていて、
とっさに映画のアニマルハウスを思い出した私は、
思わず「アニマルハウスみたい!!」と叫んでいた。
するとメルセデスを運転していたYokoさんのご主人Jimさんが(UCバークレー校出身)
「そう!これがアニマル・ハウス」と笑って言った。
そうか、ジョン・ベルーシの傑作映画の中だけかと思いきや、
大学の生徒が住むこの小さな家は本当にアニマル・ハウスと言うんだね・・・
アニマル達がウロウロしている界隈を通りながら、
「大学生協って誰でも入れるんですか?」と聞くと、
すぐ「行ってみる?」と車を回して大学構内へ。
さすが卒業生!迷うことなく一直線に生協の下の駐車場へ。
ホンマモノの大学生協、しかもUCのですよ!
これは70年代に「UCLA」流行りを経験した私にとっては興奮モノでした。
バークレー校のシンボルゴールデンベアのついたZippoを旦那へのお土産に、
自分にはUCバークレーのTシャツをお土産にホクホクでした。
それからダウンタウンへ出てMexican Foodのブリトーのテイクアウト。
これがまたでかい!中山きんに君の腕くらいあるので2種類買って、3人でシェアすることにしました。
日本ではあまり食べられないナチョ・チーズ(Nacho cheese)も見つけて、
買ってもらいました。(ビーバス&バットヘッドか?)
私は“タコ”や“トルティーアもの”が大好き。
家でも“タコ・シェル”は出来上がりを買ってきては
野菜やチリソースのようなものをのっけて食べるんですが、
トルティーアは出来上がりものがない。
今度は強力粉を買って家でも作ってみるぞーー!
(先日KFCで食べた“マンゴソースのトルティーア”
(商品名忘れた)がとても美味しかったので、
ますます我が家のトルティーア人気が高まりつつあります)
たそがれの夕凪の中、カーテンのないYoko邸で、
私だけビールをもらって(どんな贅沢モノなんだー!?)
メキシコ料理に舌鼓を打ちましたが・・・
「オーナロさんて、アメリカの料理何でもOKですね?」
と言われ、
意外に日本から来た人は食べ物がダメっていう人が
たくさんいるらしい、ということを聞かされた。
そうですか・・・考えもしなかったな。
最初に来たのが15歳の食べ盛りで、
しかも寮のカフェテリアでの食事に、
何の気構えもなくフツーに馴染んだ気がする。
そんなにアメリカは食べ物ダメですかね?
私はPork&Beans(焼いたポークに煮た豆を乗っけてるヤツ(マズイよね、つーかおいしいこれを食べたことがない、あれば持ってきて〜)
以外はたいていOKです。
と、いうわけで当時はあっという間に10Kg太りました(笑)
外食もファーストフードもよく食べたけど、
アメリカの量の多さにビックリしたのは最初だけで・・・
すぐ順応しちゃうんだな。これが。
というわけで何を食べても「美味しい」のはひとつの才能か?
と自己肯定しつつ、ここでも食事をたっぷりと楽しみ、
アルコールも程よく回って涼しい夜の風に心地よく眠ったのでした。
(よく活動した一日でした)
SFIGF3日目-その2
2006年8月7日ーその2−
少し早めに会場を後にして、バークレーのYoko邸に向かう前に
サンフランシスコ市内の紙・文具店を見て回ることにした。
サンプランシスコ内でも大きくて
カード類がたくさん揃っていると評判の「FLAX Art&Design」へと足を伸ばした。
すごい数のカードとクラフト・ラッピング紙。
和紙もたくさんあるが、よく見ると千代紙以外は東南アジア製だ。
鮮やかな色彩と粗い繊維からなる面白みのある非木材紙。
この価格帯と色・デザインが受け入れられるのか・・・と少し愕然とした。
ぱっと見よさそうだが、日本だと100円均一コーナーの紙だ。
この紙たちとケンカをするには、価格が全然折り合わない。
まったく別の要素とマーケットを目指すしかないと納得。
しかしカード類は実にボリュームある製品構成。
安いものから結構高級品まで、
デザインも子供ダマシ(?)から技巧を凝らしたモノ、
非常にクールなものまで。
カードの選択肢の広さから、日本とは違うボリュームのある文化を実感。
サンプルにカードをたくさん購入した。
次に向かったのはUnion Streetの「KOZO Art」
それより何より、Union Streetまでの道すがらの景色が美しい。
これがサンフランシスコだーーっ!と言わんばかりの坂の上からの絶景。
湾を挟んでバークレー側が見え、海には何艘ものヨットがすべるように進む。
このあたりは指折りの高級住宅街らしいが、
毎日この景色が見られるなんて最高の幸せだと思う。
いいなぁ。
KOZO ArtのあるUnion近辺は、
日本なら横浜・元町あたりかと思わせるたたずまい。
小さいながらもおしゃれなセレクトショップが立ち並び、
たくさんの人が道路に面したカフェでお茶を飲んで午後を楽しんでいた。
KOZO ARTのバイヤーは会場に訪れて貴重なご意見をたくさん頂いた。
日本の和紙を製本してアルバムやノートのようなオリジナル商品を作られている。
小さな店内にはいると、バイヤーさんが覚えてくださっていて
「Hi!」と声を掛けてくれた。
実際千代紙の平版紙とアルバムを展示しているだけ。
こぎれいな店内だが、これで商売が成り立っていくのか・・・(失礼)
と不思議な感じさえした。
じっくりと店内を見せてもらい、帰りには端切れの紙セットまでお土産にくださった。どうも中国系の方のようだ、とてもいい人だ。
さぁ、バークレーに向かう時が来た。
バイバイ!サンフランシスコ。今度はもっとゆっくり滞在しよう。
ケーブルカーにも乗ってみよう。
(前に来たときも乗れていなので、実に残念で後ろ髪を引かれる思い)
少し早めに会場を後にして、バークレーのYoko邸に向かう前に
サンフランシスコ市内の紙・文具店を見て回ることにした。
サンプランシスコ内でも大きくて
カード類がたくさん揃っていると評判の「FLAX Art&Design」へと足を伸ばした。
すごい数のカードとクラフト・ラッピング紙。
和紙もたくさんあるが、よく見ると千代紙以外は東南アジア製だ。
鮮やかな色彩と粗い繊維からなる面白みのある非木材紙。
この価格帯と色・デザインが受け入れられるのか・・・と少し愕然とした。
ぱっと見よさそうだが、日本だと100円均一コーナーの紙だ。
この紙たちとケンカをするには、価格が全然折り合わない。
まったく別の要素とマーケットを目指すしかないと納得。
しかしカード類は実にボリュームある製品構成。
安いものから結構高級品まで、
デザインも子供ダマシ(?)から技巧を凝らしたモノ、
非常にクールなものまで。
カードの選択肢の広さから、日本とは違うボリュームのある文化を実感。
サンプルにカードをたくさん購入した。
次に向かったのはUnion Streetの「KOZO Art」
それより何より、Union Streetまでの道すがらの景色が美しい。
これがサンフランシスコだーーっ!と言わんばかりの坂の上からの絶景。
湾を挟んでバークレー側が見え、海には何艘ものヨットがすべるように進む。
このあたりは指折りの高級住宅街らしいが、
毎日この景色が見られるなんて最高の幸せだと思う。
いいなぁ。
KOZO ArtのあるUnion近辺は、
日本なら横浜・元町あたりかと思わせるたたずまい。
小さいながらもおしゃれなセレクトショップが立ち並び、
たくさんの人が道路に面したカフェでお茶を飲んで午後を楽しんでいた。
KOZO ARTのバイヤーは会場に訪れて貴重なご意見をたくさん頂いた。
日本の和紙を製本してアルバムやノートのようなオリジナル商品を作られている。
小さな店内にはいると、バイヤーさんが覚えてくださっていて
「Hi!」と声を掛けてくれた。
実際千代紙の平版紙とアルバムを展示しているだけ。
こぎれいな店内だが、これで商売が成り立っていくのか・・・(失礼)
と不思議な感じさえした。
じっくりと店内を見せてもらい、帰りには端切れの紙セットまでお土産にくださった。どうも中国系の方のようだ、とてもいい人だ。
さぁ、バークレーに向かう時が来た。
バイバイ!サンフランシスコ。今度はもっとゆっくり滞在しよう。
ケーブルカーにも乗ってみよう。
(前に来たときも乗れていなので、実に残念で後ろ髪を引かれる思い)
SFIGF3日目-その1
2006年8月7日
サンフランシスコギフトフェア3日目。
今日はホテルをチェックアウトして、
夜はデザイナーのYoko Lewisさん宅へ宿泊させてもらう予定。
Yokoさんちはサンフランシスコ湾の東岸、大学の街バークレー(BERKELEY)だ。
初めて行くバークレーの街に思いを馳せながら、ホテルの通りの雑音をBGMに荷作り。
その為会場へはちょっと遅い出勤。
【もしかしたら初めての顔出し??いつもありがとうございます!】
このところ朝の日課になっているMoscone前のスタバに寄って、お菓子など購入。
毎朝たいへんな混み様だが、ご多分にもれずここでも店員さんとお客さんは必ず会話を交わすのがアメリカ流だ。
「Hi!」「Hi!How are you?」くらいは4日目で言えるようになったか・・・
会場ではお得意先が来るというので緊張が走っている。
いらっしゃったら紙製品についてもご紹介するからきちんとご挨拶する様、BEEHOUSEの代表からの指示。大口の得意先を全員でお迎えするというのは日本人らしいおもてなしなのではないかな?
それにいち早くウチの紙製品に関心を寄せてくださったバークレーのMiKi's Paperさんもいらっしゃるという。
会期中にすでに来られたバイヤーさんが2度目にいらっしゃるという方もいて、打ち解けたムードだが、3日目はお客様もそこそこ多くあっという間に夕方になってしまった。
多くのバイヤーから貴重なご意見をたくさん頂いたが、この日は大きな商いもなく、残念な結果となった。
会期は明日が残っているのだが、滞在期間が限られている私のギフトショーでのお手伝い(おじゃま?)も今日が最終日。
4日のお付き合いでやっと親しくなれた現地スタッフとお別れを言って、明日以降の販売を心からお願いした。
ありがとう!BEEHOUSE SAN FRANCISCO。
朝のお迎えから夕食までお付き合いいただいて、本当に助かりました。
それにVan Ness AvenueのCathedral Hill Hotelのプールの前にあるOfficeは素敵でした。あんなところで仕事が出来ればいいなぁ。
本当にあっと言う間のギフトショーだった。
聞くのは概ね大意を掴めるけれど、直接問いかけやお礼を述べることができないもどかしさを持ったままであった。OUTPUTの難しさよ・・・やはり英語は「読む・聞く」だけではダメなんだな。
すっかり年を取って覚えは悪くなったけれど、まだまだ勉強しなくっちゃ。
反省・反省。
サンフランシスコギフトフェア3日目。
今日はホテルをチェックアウトして、
夜はデザイナーのYoko Lewisさん宅へ宿泊させてもらう予定。
Yokoさんちはサンフランシスコ湾の東岸、大学の街バークレー(BERKELEY)だ。
初めて行くバークレーの街に思いを馳せながら、ホテルの通りの雑音をBGMに荷作り。
その為会場へはちょっと遅い出勤。
【もしかしたら初めての顔出し??いつもありがとうございます!】
このところ朝の日課になっているMoscone前のスタバに寄って、お菓子など購入。
毎朝たいへんな混み様だが、ご多分にもれずここでも店員さんとお客さんは必ず会話を交わすのがアメリカ流だ。
「Hi!」「Hi!How are you?」くらいは4日目で言えるようになったか・・・
会場ではお得意先が来るというので緊張が走っている。
いらっしゃったら紙製品についてもご紹介するからきちんとご挨拶する様、BEEHOUSEの代表からの指示。大口の得意先を全員でお迎えするというのは日本人らしいおもてなしなのではないかな?
それにいち早くウチの紙製品に関心を寄せてくださったバークレーのMiKi's Paperさんもいらっしゃるという。
会期中にすでに来られたバイヤーさんが2度目にいらっしゃるという方もいて、打ち解けたムードだが、3日目はお客様もそこそこ多くあっという間に夕方になってしまった。
多くのバイヤーから貴重なご意見をたくさん頂いたが、この日は大きな商いもなく、残念な結果となった。
会期は明日が残っているのだが、滞在期間が限られている私のギフトショーでのお手伝い(おじゃま?)も今日が最終日。
4日のお付き合いでやっと親しくなれた現地スタッフとお別れを言って、明日以降の販売を心からお願いした。
ありがとう!BEEHOUSE SAN FRANCISCO。
朝のお迎えから夕食までお付き合いいただいて、本当に助かりました。
それにVan Ness AvenueのCathedral Hill Hotelのプールの前にあるOfficeは素敵でした。あんなところで仕事が出来ればいいなぁ。
本当にあっと言う間のギフトショーだった。
聞くのは概ね大意を掴めるけれど、直接問いかけやお礼を述べることができないもどかしさを持ったままであった。OUTPUTの難しさよ・・・やはり英語は「読む・聞く」だけではダメなんだな。
すっかり年を取って覚えは悪くなったけれど、まだまだ勉強しなくっちゃ。
反省・反省。
2006年08月06日
サンフランシスコギフトフェア2日目−その2
ーつづきー
さて、2日目の展示会ともなるとお客さんに目を配る余裕が出てきた。
アメリカの人たちはずいぶんとおしゃれになったなぁ、と感じた。
ファッション雑誌から出てきたような人も多かった。
きっと日本も他所からみればそうなのだろう。
BEEHOUSEのブースに来られるバイヤーさんにはゲイの人もけっこういるらしい。
さすがはカストロストリートのあるサンフランシスコ、
繊細な感性が要求される分野では必ずゲイの人が活躍している。
日本でも最近はそういう認識は当たり前になってきたな。
著名な雑誌の記事によると広告業界も最近はゲイに直接訴えかける広告が注目されているようだ。
「ゲイはお金持ち」そんな事情もあるらしい。
ブースを訪れるバイヤーや、チラッと関心を示してくれる方達のなかに、
現地で紙のお店をやっていらっしゃる方達もいた。
製品については概ね好評だが、ネックは値段だった。
「これじゃ、たぶん売れない」と来る人来る人に言われた。
展示会前には「中流以上で日本文化に少なからず関心のある層」をねらえばイケル値段ではないか?と踏んでいたのだが、どうも甘かったらしい。
「カードの値ごろ感」がきちっと決まっているようで、ほとんどのバイヤーが同じ小売価格帯を提示してきた。
「4ドル〜6ドルまで、7ドルを超すと回転しない」
そうなのだ「すごくいい物」というこだわりの前に、価格ありきの製品群だった。
つまり特別なものではなくズバリ消耗品なのだ。
し・か・し・・・
バイヤーから話を聞けば聞くほど
「1個も売れないかもしれない」という考えに占領され始めた
その頃、繊細な雰囲気ただよう中年男性がこの製品に関心を示してくれた。
7ドルを超えてしまうわが製品群を、
な、なんと買ってくれるお店がとうとう現れたのだ
(涙・涙・涙)
私の心はパァ〜と晴れ上がった。
その店はサンフランシスコ校外の小さな町でお茶と本を扱うお店。
カード類も店頭に並べているという。
Thank You ! Thank you so much!
その店主に何度もお辞儀をしている私は、アメリカ人から見れば本当に滑稽だったろうな。
「よかった、とにかく売れた。面目が立った・・・」心からホッとした。
その後は「これは売れるかもしれない」と急に肯定的な気分になり、
通りを行過ぎる人ごとに「Hello!」「How are You?」と積極的に声をかけた。
あっという間に閉館の時間になった。
本日の食事は、お祝い気分でサウサリートへでも、と誘われた。
サウサリートの地名は聞いたことがあったが、全く知らなかった。
「どこです、それ?」
「ゴールデンゲートを渡って対岸の街ですよ、
すごく雰囲気のいい町でお金持ちがたくさん住んでいるんです。
作家とかミュージシャンとか・・・
ヨットハーバーなんかもあって皆が
あそびながら暮らしているような・・・」
「日本でいうと鎌倉?湘南?」
「まぁ、行ってみましょう!」
久しぶりにゴールデンゲートを渡るというので気分が盛り上がってきた。
「日本から来る友達の中には、明石大橋と変わらないという人もいるんですよ」
「それは、ないない!」
「ですよね〜!ずっとゴールデンゲートの方がいいですよね」
などと絶賛しながら渡った。
う〜ん、しあわせ!サンフランシスコ湾の美しさよ!
夕方7時といってもまだまだ明るい、
アルカトラズ島を眺めながら潮の早いサンフランシスコ湾を望む。
本当に素敵な風景。
初めて行ったサウサリートも、感動するほど美しかった。
おいしい食事とお酒に舌鼓を打ちながら会話も弾んだ。
こんな日がまた来ればいいな、と思える楽しい夜だった。
明日も天気になーれ!と思いながら宿に帰った。
カリフォルニアはいつだってお天気だ。
さて、2日目の展示会ともなるとお客さんに目を配る余裕が出てきた。
アメリカの人たちはずいぶんとおしゃれになったなぁ、と感じた。
ファッション雑誌から出てきたような人も多かった。
きっと日本も他所からみればそうなのだろう。
BEEHOUSEのブースに来られるバイヤーさんにはゲイの人もけっこういるらしい。
さすがはカストロストリートのあるサンフランシスコ、
繊細な感性が要求される分野では必ずゲイの人が活躍している。
日本でも最近はそういう認識は当たり前になってきたな。
著名な雑誌の記事によると広告業界も最近はゲイに直接訴えかける広告が注目されているようだ。
「ゲイはお金持ち」そんな事情もあるらしい。
ブースを訪れるバイヤーや、チラッと関心を示してくれる方達のなかに、
現地で紙のお店をやっていらっしゃる方達もいた。
製品については概ね好評だが、ネックは値段だった。
「これじゃ、たぶん売れない」と来る人来る人に言われた。
展示会前には「中流以上で日本文化に少なからず関心のある層」をねらえばイケル値段ではないか?と踏んでいたのだが、どうも甘かったらしい。
「カードの値ごろ感」がきちっと決まっているようで、ほとんどのバイヤーが同じ小売価格帯を提示してきた。
「4ドル〜6ドルまで、7ドルを超すと回転しない」
そうなのだ「すごくいい物」というこだわりの前に、価格ありきの製品群だった。
つまり特別なものではなくズバリ消耗品なのだ。
し・か・し・・・
バイヤーから話を聞けば聞くほど
「1個も売れないかもしれない」という考えに占領され始めた
その頃、繊細な雰囲気ただよう中年男性がこの製品に関心を示してくれた。
7ドルを超えてしまうわが製品群を、
な、なんと買ってくれるお店がとうとう現れたのだ
(涙・涙・涙)
私の心はパァ〜と晴れ上がった。
その店はサンフランシスコ校外の小さな町でお茶と本を扱うお店。
カード類も店頭に並べているという。
Thank You ! Thank you so much!
その店主に何度もお辞儀をしている私は、アメリカ人から見れば本当に滑稽だったろうな。
「よかった、とにかく売れた。面目が立った・・・」心からホッとした。
その後は「これは売れるかもしれない」と急に肯定的な気分になり、
通りを行過ぎる人ごとに「Hello!」「How are You?」と積極的に声をかけた。
あっという間に閉館の時間になった。
本日の食事は、お祝い気分でサウサリートへでも、と誘われた。
サウサリートの地名は聞いたことがあったが、全く知らなかった。
「どこです、それ?」
「ゴールデンゲートを渡って対岸の街ですよ、
すごく雰囲気のいい町でお金持ちがたくさん住んでいるんです。
作家とかミュージシャンとか・・・
ヨットハーバーなんかもあって皆が
あそびながら暮らしているような・・・」
「日本でいうと鎌倉?湘南?」
「まぁ、行ってみましょう!」
久しぶりにゴールデンゲートを渡るというので気分が盛り上がってきた。
「日本から来る友達の中には、明石大橋と変わらないという人もいるんですよ」
「それは、ないない!」
「ですよね〜!ずっとゴールデンゲートの方がいいですよね」
などと絶賛しながら渡った。
う〜ん、しあわせ!サンフランシスコ湾の美しさよ!
夕方7時といってもまだまだ明るい、
アルカトラズ島を眺めながら潮の早いサンフランシスコ湾を望む。
本当に素敵な風景。
初めて行ったサウサリートも、感動するほど美しかった。
おいしい食事とお酒に舌鼓を打ちながら会話も弾んだ。
こんな日がまた来ればいいな、と思える楽しい夜だった。
明日も天気になーれ!と思いながら宿に帰った。
カリフォルニアはいつだってお天気だ。
サンフランシスコ国際ギフトフェア2日目ーその1
2006年8月6日・アメリカ滞在3日目。
昨夜はひどいもんだった。
夜中の2時ごろ「ヒュンヒュンヒュン・・・」とパトカーが追跡する音が聞こえはじめた。
「うぅ・・・ん、やかましい」
と思いつつ寝たのだが、数分立つとまた車の爆音とパトカーの音。
どうやらカーチェイスが始まったらしい。
アメリカの映画で聞く音が果てしなく続く。
頭の中で「うわぁ!本場のカーチェイス見たい!」という思いと
「ひぇ〜怖い」という思いと、
泥のように眠った体が「起きないでくれ〜」とせめぎあっている。
いったい何時まで、いったい何時まで続くんだ・・・と思いながら、
結局立つことも出来ず、寝ることも出来ず「爆音&パト音」の中でまどろんだ。
気が付くとげっ!7時。
まずい、まずい。朝のニュースを大きくして無理やり起き、シャワーでとどめを刺した。
通りに面したホテルで、思わぬアメリカの洗礼を受けた。
初日で「アメリカの展示会」というものがボンヤリと分かってきた。
いずれのバイヤーも(つまり一見さんでも)ある金額以上であれば、その場で卸値で注文できる。
その際には信用調査がすぐに出来ないのだが、基本的に日本の代引き運送のような仕組みで未回収がない、運賃はしっかり取る。
クレジットNo.などで個人商店でも信用調査ができるようだ。
さすがはカード社会のアメリカである。
この度のアメリカ滞在時には、やはりクレジットカードの重要性が身にしみた。
ホテルのチェックインにも必ずカード提示だ。
もし現金で支払うにせよ、とりあえず保証書代わり。
スーパーでもレストランでもドラッグでも、日本人なら躊躇うような小額の買い物でもほとんどカード払い。
カードは歓迎されてもトラベラーズチェックはNo!という所もあった。
「えぇー!チェックがダメ?」
トラベラーズチェックを山と作ってきた私は、
帰国時にチェックを使い切るために、
DutyFreeShopでお土産をたんまり買う羽目になってしまったのは言うまでもない。トホホ・・・
チップとカフェでの簡単な食事と、自販機。
とにかく小額のドル紙幣以外いらなかった。
タバコも吸わないし、朝ミネラルウォーターを買うと夕方まで持つ。
銀行からもらってきたピカピカの50ドルや100ドル札は、皆が珍しがってくれた(笑)
昨夜はひどいもんだった。
夜中の2時ごろ「ヒュンヒュンヒュン・・・」とパトカーが追跡する音が聞こえはじめた。
「うぅ・・・ん、やかましい」
と思いつつ寝たのだが、数分立つとまた車の爆音とパトカーの音。
どうやらカーチェイスが始まったらしい。
アメリカの映画で聞く音が果てしなく続く。
頭の中で「うわぁ!本場のカーチェイス見たい!」という思いと
「ひぇ〜怖い」という思いと、
泥のように眠った体が「起きないでくれ〜」とせめぎあっている。
いったい何時まで、いったい何時まで続くんだ・・・と思いながら、
結局立つことも出来ず、寝ることも出来ず「爆音&パト音」の中でまどろんだ。
気が付くとげっ!7時。
まずい、まずい。朝のニュースを大きくして無理やり起き、シャワーでとどめを刺した。
通りに面したホテルで、思わぬアメリカの洗礼を受けた。
初日で「アメリカの展示会」というものがボンヤリと分かってきた。
いずれのバイヤーも(つまり一見さんでも)ある金額以上であれば、その場で卸値で注文できる。
その際には信用調査がすぐに出来ないのだが、基本的に日本の代引き運送のような仕組みで未回収がない、運賃はしっかり取る。
クレジットNo.などで個人商店でも信用調査ができるようだ。
さすがはカード社会のアメリカである。
この度のアメリカ滞在時には、やはりクレジットカードの重要性が身にしみた。
ホテルのチェックインにも必ずカード提示だ。
もし現金で支払うにせよ、とりあえず保証書代わり。
スーパーでもレストランでもドラッグでも、日本人なら躊躇うような小額の買い物でもほとんどカード払い。
カードは歓迎されてもトラベラーズチェックはNo!という所もあった。
「えぇー!チェックがダメ?」
トラベラーズチェックを山と作ってきた私は、
帰国時にチェックを使い切るために、
DutyFreeShopでお土産をたんまり買う羽目になってしまったのは言うまでもない。トホホ・・・
チップとカフェでの簡単な食事と、自販機。
とにかく小額のドル紙幣以外いらなかった。
タバコも吸わないし、朝ミネラルウォーターを買うと夕方まで持つ。
銀行からもらってきたピカピカの50ドルや100ドル札は、皆が珍しがってくれた(笑)
2006年08月05日
SFIGF 初日
さあ、サンフランシスコギフトフェアの幕開け。
バイヤーも次々と入って、気持ちも引き締まる。
何せ会場はめちゃめちゃ広い、おもちゃからインテリア、ファブリック、ペーパー、家具なんでもござれ。
BEEHOUSEのブースがある場所は住宅関連のものばかり。
四万十ひのき製品にもキャンドルに灯りを点し、準備万端というところ。
ここへ紙製品を扱うバイヤーがどれだけ飛び込んでくれるかは判らないが、まずBEEHOUSEの製品を扱うドラッグ・スーパー・お茶のお店・コーヒーショップなどには意見を聞くことが出来る。
アメリカの展示会のやり取りも全く未知の世界だ。
まずは「Hi!」「Hello! How are you?」と気軽にバイヤーと声を掛けあうところから始める。
不思議に思ったのだが、バイヤーは圧倒的に白人とアジア人の世界だ。
おしゃれな人も多いし、女性が本当に多い。
日本の展示会場を思い浮かべると、男女反転している感じだ。
生まれたての赤ちゃんを抱いて注文するバイヤーもいたのには驚いた!
9時から6時まで立って、気がつくと終了時間になっていた。
時差ボケも足の疲れも感じる暇もなく、たぶんすごく緊張していたと思う。
ちらほらと興味を抱いて「これは?」「カード類もあるの?」と尋ねてくれるバイヤーもいた。
日本の和紙を良く知っている人たちもいるが、日本と違って「和紙は高い」という心構えがないので、「なぜこの値段なのか」と黙って首をかしげる人も多かった。
最初から購買層を「中流以上の和紙の価値や日本文化を理解してくれる人」に絞り込んでいたが、この値段になる「理由」が目で見てすぐわからないと振り向いてくれない、ということが良く判った。
少々渋い気持ちになりながらも、仕事の後の唯一の楽しみに日本人街ジャパンセンターの「たから」へ食事に行き、特盛りの(!)天ざるうどんをいただいた。(アメリカは全て特盛りだ!)
ぜーんぜん、日本と変わらない。てんぷらの材料も、うどんの麺も「カト吉の冷凍うどん」くらいにはイケテル。ちょっとビックリ。
その後同じジャパンタウンのスーパー「Nijiya」へ行って、これまたビックリ。
すでに今月号の「キャンキャン」誌ほか雑誌は沢山あるし、納豆の種類は10数種類、シキシマやヤマザキのパンはいうに及ばず、これは日本のスーパーと全く変わりない。
むしろお米やビールは安いくらいだ。
その後近くの「100均」(100円ショップまであるのか…)に行き、サロンパスと「あさげ」をゲット。何もわざわざここで買わなくとも…ネ。
最後にBEEHOUSEの製品も置いてあるというオーガニック系の若い人に人気のスーパー「Whole Foods」へ行った。
いわゆるアメリカのマーケットの箱でがんがん陳列する方式(?)ではなく、ヨーロッパの市場を思わせるような陳列やライティング。わざと通路を狭くしてあるのか、昔のスーパーや食料品店に戻った感じだ。面白い。
その夜はWhole Foodsで買ったberriesを食べつつ、雑誌やカタログを見ながらゆっくりくつろぎいだ。
まさか…その夜、あんな騒ぎになろうとは。
バイヤーも次々と入って、気持ちも引き締まる。
何せ会場はめちゃめちゃ広い、おもちゃからインテリア、ファブリック、ペーパー、家具なんでもござれ。
BEEHOUSEのブースがある場所は住宅関連のものばかり。
四万十ひのき製品にもキャンドルに灯りを点し、準備万端というところ。
ここへ紙製品を扱うバイヤーがどれだけ飛び込んでくれるかは判らないが、まずBEEHOUSEの製品を扱うドラッグ・スーパー・お茶のお店・コーヒーショップなどには意見を聞くことが出来る。
アメリカの展示会のやり取りも全く未知の世界だ。
まずは「Hi!」「Hello! How are you?」と気軽にバイヤーと声を掛けあうところから始める。
不思議に思ったのだが、バイヤーは圧倒的に白人とアジア人の世界だ。
おしゃれな人も多いし、女性が本当に多い。
日本の展示会場を思い浮かべると、男女反転している感じだ。
生まれたての赤ちゃんを抱いて注文するバイヤーもいたのには驚いた!
9時から6時まで立って、気がつくと終了時間になっていた。
時差ボケも足の疲れも感じる暇もなく、たぶんすごく緊張していたと思う。
ちらほらと興味を抱いて「これは?」「カード類もあるの?」と尋ねてくれるバイヤーもいた。
日本の和紙を良く知っている人たちもいるが、日本と違って「和紙は高い」という心構えがないので、「なぜこの値段なのか」と黙って首をかしげる人も多かった。
最初から購買層を「中流以上の和紙の価値や日本文化を理解してくれる人」に絞り込んでいたが、この値段になる「理由」が目で見てすぐわからないと振り向いてくれない、ということが良く判った。
少々渋い気持ちになりながらも、仕事の後の唯一の楽しみに日本人街ジャパンセンターの「たから」へ食事に行き、特盛りの(!)天ざるうどんをいただいた。(アメリカは全て特盛りだ!)
ぜーんぜん、日本と変わらない。てんぷらの材料も、うどんの麺も「カト吉の冷凍うどん」くらいにはイケテル。ちょっとビックリ。
その後同じジャパンタウンのスーパー「Nijiya」へ行って、これまたビックリ。
すでに今月号の「キャンキャン」誌ほか雑誌は沢山あるし、納豆の種類は10数種類、シキシマやヤマザキのパンはいうに及ばず、これは日本のスーパーと全く変わりない。
むしろお米やビールは安いくらいだ。
その後近くの「100均」(100円ショップまであるのか…)に行き、サロンパスと「あさげ」をゲット。何もわざわざここで買わなくとも…ネ。
最後にBEEHOUSEの製品も置いてあるというオーガニック系の若い人に人気のスーパー「Whole Foods」へ行った。
いわゆるアメリカのマーケットの箱でがんがん陳列する方式(?)ではなく、ヨーロッパの市場を思わせるような陳列やライティング。わざと通路を狭くしてあるのか、昔のスーパーや食料品店に戻った感じだ。面白い。
その夜はWhole Foodsで買ったberriesを食べつつ、雑誌やカタログを見ながらゆっくりくつろぎいだ。
まさか…その夜、あんな騒ぎになろうとは。
2006年08月04日
アメリカ
「2006年夏の総決算」としてアメリカ出張の総まとめを何回かに分けて書き綴って行きたいと思います。
サンフランシスコ・MOSCONE Center でインターナショナル・ギフト・フェアが8/5〜8/8まで行われました。
前日の準備、と言ってもS.F.空港に昼前に到着し、会場入りした1時過ぎにはBEE HOUSE側の飾りつけはすでにほとんど終了し、弊社の【Ori】カード群とお香の飾り付けが残っているのみでした。
モリサがアメリカで販売することになったのは、アメリカ在住のデザイナーYoko Ueno Lewisさんとの出会いからでした。YokoさんはBEE HOUSEや土佐龍製品をデザインされていたことから、土佐龍のご紹介で交渉を始め、BEE HOUSE様をアメリカの取引先として販売することになったのです。
≪土佐龍製品のコーナー≫
≪BEEHOUSEの製品群≫
この間半年、原材料からコンセプト・デザインをじっくり考えて「いざ、出品!」というのがこのサンフランシスコギフトフェアで、とにかくお客さんの反応を知りたい。そのことでドキドキでした。
まずは準備完了。さぁ!いよいよ8/5からバイヤーが入る。
と、その前に腹ごしらえ(何はなくとも…)
その夜はBEE HOUSEのMrs.SHIRABA とMiss.Ike そしてデザイナーのYOKOさんと私でCalifornia通りのイタリア料理店で、たらふく食べました。
ふぅ!やはりアメリカ、量も多く、おいしく食べ甲斐がありました。
15歳でアメリカに来たときは1ヶ月で10Kg太ってしまった、その悪夢がちらっと頭をよぎりましたが、今回は1週間…安心して美味しいものは存分に食べるようにいたしましょう!
サンフランシスコ・MOSCONE Center でインターナショナル・ギフト・フェアが8/5〜8/8まで行われました。
前日の準備、と言ってもS.F.空港に昼前に到着し、会場入りした1時過ぎにはBEE HOUSE側の飾りつけはすでにほとんど終了し、弊社の【Ori】カード群とお香の飾り付けが残っているのみでした。
モリサがアメリカで販売することになったのは、アメリカ在住のデザイナーYoko Ueno Lewisさんとの出会いからでした。YokoさんはBEE HOUSEや土佐龍製品をデザインされていたことから、土佐龍のご紹介で交渉を始め、BEE HOUSE様をアメリカの取引先として販売することになったのです。
≪土佐龍製品のコーナー≫
≪BEEHOUSEの製品群≫
この間半年、原材料からコンセプト・デザインをじっくり考えて「いざ、出品!」というのがこのサンフランシスコギフトフェアで、とにかくお客さんの反応を知りたい。そのことでドキドキでした。
まずは準備完了。さぁ!いよいよ8/5からバイヤーが入る。
と、その前に腹ごしらえ(何はなくとも…)
その夜はBEE HOUSEのMrs.SHIRABA とMiss.Ike そしてデザイナーのYOKOさんと私でCalifornia通りのイタリア料理店で、たらふく食べました。
ふぅ!やはりアメリカ、量も多く、おいしく食べ甲斐がありました。
15歳でアメリカに来たときは1ヶ月で10Kg太ってしまった、その悪夢がちらっと頭をよぎりましたが、今回は1週間…安心して美味しいものは存分に食べるようにいたしましょう!