サンフランシスコからベイブリッジを渡り、Yoko邸のあるバークレーへ。
湾岸に程近い地域は、IKEAやでっかいショッピングセンターがあり、街気分。
BARTと平行しながらどんどん奥へ進んで行くと、住宅街。
奥へ行くほど家の規模が大きくなる。
噂に聞いたとおり、豪邸だらけの丘陵地帯だ。
日本にたとえれば芦屋か、なぁ。
思わず「うわ!ホテルカリフォルニア」(まったく70年代の申し子だな)と叫んでしまったのが、
The Claremont Resort&Spa
すごくゴージャスなバカンスが過ごせそうだ。今度は絶対ここに泊まりたいな。
などと考えながら、車窓の景色に目移り。
白い洋館(当然)のLEWIS邸につくと、自動シャッターの車庫が開いた。
並んだ車は、メルセデスとポルシェとVW。
2人暮らしで3台か・・・うぅむ、セレブ感いっぱい。
荷物を置いて、夕飯の買い物にバークレーのダウンタウンに出る。
バイヤーが来ていた「Elephant Pharmacy」に寄る。
ドラッグは日本もアメリカも面白い。思わず長い滞在をしてしまった。
「ほら、このあたりがCalifornia大学BERKELEY校」
と言われて周りを見渡すと校舎らしきものが、
あっちにもこっちにも林立し、小さな家が間にたくさん見られた。
よく見ると小さな家の玄関上には、なにやらギリシャ文字が書かれていて、
とっさに映画のアニマルハウスを思い出した私は、
思わず「アニマルハウスみたい!!」と叫んでいた。
するとメルセデスを運転していたYokoさんのご主人Jimさんが(UCバークレー校出身)
「そう!これがアニマル・ハウス」と笑って言った。
そうか、ジョン・ベルーシの傑作映画の中だけかと思いきや、
大学の生徒が住むこの小さな家は本当にアニマル・ハウスと言うんだね・・・
アニマル達がウロウロしている界隈を通りながら、
「大学生協って誰でも入れるんですか?」と聞くと、
すぐ「行ってみる?」と車を回して大学構内へ。
さすが卒業生!迷うことなく一直線に生協の下の駐車場へ。
ホンマモノの大学生協、しかもUCのですよ!
これは70年代に「UCLA」流行りを経験した私にとっては興奮モノでした。
バークレー校のシンボルゴールデンベアのついたZippoを旦那へのお土産に、
自分にはUCバークレーのTシャツをお土産にホクホクでした。
それからダウンタウンへ出てMexican Foodのブリトーのテイクアウト。
これがまたでかい!中山きんに君の腕くらいあるので2種類買って、3人でシェアすることにしました。
日本ではあまり食べられないナチョ・チーズ(Nacho cheese)も見つけて、
買ってもらいました。(ビーバス&バットヘッドか?)
私は“タコ”や“トルティーアもの”が大好き。
家でも“タコ・シェル”は出来上がりを買ってきては
野菜やチリソースのようなものをのっけて食べるんですが、
トルティーアは出来上がりものがない。
今度は強力粉を買って家でも作ってみるぞーー!
(先日KFCで食べた“マンゴソースのトルティーア”
(商品名忘れた)がとても美味しかったので、
ますます我が家のトルティーア人気が高まりつつあります)
たそがれの夕凪の中、カーテンのないYoko邸で、
私だけビールをもらって(どんな贅沢モノなんだー!?)
メキシコ料理に舌鼓を打ちましたが・・・
「オーナロさんて、アメリカの料理何でもOKですね?」
と言われ、
意外に日本から来た人は食べ物がダメっていう人が
たくさんいるらしい、ということを聞かされた。
そうですか・・・考えもしなかったな。
最初に来たのが15歳の食べ盛りで、
しかも寮のカフェテリアでの食事に、
何の気構えもなくフツーに馴染んだ気がする。
そんなにアメリカは食べ物ダメですかね?
私はPork&Beans(焼いたポークに煮た豆を乗っけてるヤツ(マズイよね、つーかおいしいこれを食べたことがない、あれば持ってきて〜)
以外はたいていOKです。
と、いうわけで当時はあっという間に10Kg太りました(笑)
外食もファーストフードもよく食べたけど、
アメリカの量の多さにビックリしたのは最初だけで・・・
すぐ順応しちゃうんだな。これが。
というわけで何を食べても「美味しい」のはひとつの才能か?
と自己肯定しつつ、ここでも食事をたっぷりと楽しみ、
アルコールも程よく回って涼しい夜の風に心地よく眠ったのでした。
(よく活動した一日でした)