幡多のおいしいもの三昧、幡多グルメのご紹介です。
ごぞんじ四万十川が雄大に流れる幡多地方。
これはおそらくとなりの宿毛市を流れる松田川の天然鮎。
今年は天候不順で鮎の食糧となるコケが育たなかったらしく、
少々小ぶりですが、やはり天然の風味。
かぐわしい「キュウリ」のような香りが夏らしい逸品です。
おなじく川の幸、手長えび。
もちろん天然もので「小さな車えび」くらいはある大物です。
小さなものはから揚げにして美味しいですが、これくらいの大きさだと塩茹でにしてビールのつまみに。
非常においしいです。
次は海の幸「たかにし貝」と聞きましたが、本当の名前は???
大きさは玉子くらいありまして、塩茹でにすると身が取り出しにくいのですが、
幡多地方出身の夫は、両手にこの貝を持ち、片側の貝のテッペンの尖った部分で、
貝のカラに穴をあけ、そこから楊枝を挿してうまく身を取り出します。
いよっ!名人芸!!
身も大きく食べ甲斐があり、相当美味しいです。
このクラスの大きさのものはめったに手に入らないと聞きました。
高知ではあまり見られない種類ですので、自然に恵まれた幡多ならではのグルメです。
「たかにし貝」、うちでは「たかっと」と呼んでました。
「亀の手」や「ニガニシ」が恋しい(泣)
キレイな海にしかいなくて、今ではなかなか貴重な貝らしいですね。
美味しいですが、岩場で踏んだら相当痛いでしょうねぇ。
「にがにし」も一緒に食べましたよ〜。
あの苦さが大人好みでいいんです、ビールにも合うし。
「亀の手」は幡多とか広島のあたりで食べると聞きました。
高知では食べないので、その辺の岩場にどっさりくっついていますよ。
幡多の人が見ると「何で採らんが〜?」と訊かれるでしょうね。
私は、この「亀の手」と「ふか(鮫)の湯引き」だけは、
幡多に住んでいる時にも何故だか食べられなくて・・・
イメージの問題でしょうかね?
もちろんウチの子ども達はガッツリ行きますよ。
室戸に住んでいるときは、イルカ(小さい鯨かも?)とか、
マンボウとか美味しいよ、と聞きました。
結局私は食べられなかったですが(笑)
食は文化ですから、いい悪いはないですものね〜。
山の幸も海の幸も、ひと山越えて、ひと浦越えると違いますよね。
同じ高知県でも食べる?食べない?色々あって面白いですね。
その多様さが「豊か」ということなのでしょうね。