しかし、土佐弁に興味のある方に生の情報をお届けいたします。
言葉:たかで
意味:ずっと・ずいぶん・よく
<使い方>
「おまんは、たかで医者になる言いよったが、こじゃんと勉強しゆうかよ?」
<意 味>
あなたは、ずいぶんと医者になると言っていたのですが、よく勉強していますか?
<アクセント>
た か で
→ → →
TVなどで東京出身と思しき役者さんが、「たかで(↑ ↑ →)」と、
標準語の「タダで」と同じようなアクセントで使われていますが、
平坦なアクセントで、関西弁の「タダで」に近いです。
※英語の現在完了や過去完了で使われるような、
過去のある時点から継続的に何かを行っていたような時に使う副詞です。
<補 足>
土佐弁ではこのように現在完了や過去完了の文章がよく使われます。
「雨が降る」という言葉では、時制によってこんな表現の違いがあります。
「雨が降りゆう」(現在進行形)
「雨が降っちゅう」(現在完了形)
「雨が降った」(過去形)
「雨が降っちょった」(過去完了形)
「雨が降りよった」(過去進行形)
ここまで来ると、いっぺんには憶えられませんね(笑)
さて、ドラマなどで「龍馬」役と思しき役者さんが、
友人が酒を呑んでいるのを見ながら、
「おまん、酒を呑んじゅうかよ?」という表現はおかしいですね。
(よくあります:笑)
今、呑んでいる人を目の前にしている時は、
「おまん、酒を呑みゆうかよ?」と言うのが一般的な言い方でしょう。
呑んで家に帰ってきた人を見て「おまん、酒を呑んじゅうかよ?」と聞く場合はOKです。
私どもは土佐和紙を「売りゆう」お店です。「売っちゅう」お店ではありません(笑)
土佐和紙のお店LadyRisa(レディリサ)です。
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高知市内に引っ越してきてまず判らなかった言葉は
「まけまけいっぱい」です(笑)
あと、未だについていけないのがじゃんけん。
「ぐとぱのそろいぞね!」
「ぞぉ〜ね、ぞぉ〜ね!」
チーム分けをするときに、いきなりこれを言われた時はどこで手を出して良いのか分からず周りのおばさま達にひどく叱られたことがあります(汗)
と言いつつ未だに後出しじゃんけんになってしまいます。
同じ高知でもこんなに違うんですよね。
おもしろいですね。
お酒を呑む時に「まけまけいっぱい入れや」といういうおんちゃんはよくおりますね。
「まける」=こぼれる ですから、際までいっぱいに、ということですね。
「戸をたつ」=戸を閉める
「へこい」=ずるい
「机をかく」=机を運ぶ
などという言葉も、かつて県外の人に「ぜっんぜん分からない」と言われたことでした。
今度、この内容応用させてください
土佐弁はいまちょっとしたブームですが、福山龍馬の土佐弁は男前すぎてコソバイような心地です。