土佐弁の一番のポイントは、古語のいいまわしとアクセントだと思えます。
昔からずっと使ってきた言葉は、古文を学習しはじめた時に、
「えっ?これも古語だったのか・・・」と新たな発見をした気分になりました。
今回はそのひとつから。
言葉:〜にかわらん
意味:〜であろう(そうだと推定できる)
古語「〜にか、あらむ」
<使い方>
あの角のお店、工事しよったき、別のお店に変わるにかわらん。
<意味>
あの角のお店は、工事をしているので、別のお店に変わるだろう。
<アクセント>
〜にかわらん
→→→↓
<注意>
「かわらん」の音の流れは「かーらん」に近いです。
標準語で考えると「ドーラン」と同じアクセントでしょうか。
「Aみたいに日々精進しよったら、いつかは大きな男になるにかわらんぜよ!」
などと励ましたら龍馬度アップしそうですね(笑)ぜひ使ってみてください。
土佐弁のことはお近くの高知県出身者にお尋ね下さい。
ただし高知県は広いので、四万十川流域は、幡多弁という違った発音・言葉になります。
土佐和紙のことは土佐和紙のLadyRisaへ。
「あなたは他の部署に変わるらしいよ」
を土佐弁らしく言うと・・・
「おまんはへちのところにかわるにかわらん」
となるのでしょうか??
ん? 「へち」はもしや幡多弁ですかね??
よくわからなくなってきました(笑)
ただ若干ニュアンスが違うように感じます。
「へち」とは自分より遠くはなれたところ、違う場所に使います。
「友達の家に行こうと思うたら、道を間違うてへちへ行っちょった」という風に。
他の部署というような意味合いの時にはあまり「へち」を使わず「ほか」を使うような気がします。
同じ高知県でも違いますね〜。
「ほか」