
店主みずからイギリスに買い付けに行くというスタイルと、パイン家具作りへのこだわりに、以前から是非見に行きたいと思っていました。
店内に入るとすぐにゆったりと配置されたパイン家具たちと木と塗料のいいにおいに気がつきます。
奥まった一角で若い女性スタッフ達が笑顔でご挨拶してくださいました。
お世辞抜きでみんな若くて可愛い!
ディスプレイからは若いスタッフのセンスの良さが伺い知ることができます。


いい空間だな、こんな所で仕事ができるなんて本当にうらやましい!
そう感じる心地よさの訳は、空間の落ち着きと静かに流れる音楽のため。
古いアンティークドアを開けると隣りに工房があり、ここでも若い女性スタッフが塗料を丁寧に塗っていました。
1階はニューパインの家具を制作・展示されていて、2階では店主自らイギリスで買い付けてきた家具たちが待ち構えています。
ドキドキしながら階上へ・・・

すぐに目に飛び込んできたのはステキな教会の椅子。
いいですねぇ、背もたれが硬いので自然に背筋が伸びるこの椅子に掛けると、賛美歌が思わずこぼれてきそうです。
荘厳なオールドミッションの空気をそのまま背負って現れたかのような雰囲気が漂います。

部屋のシンボルにもなりそうなカップボードもありました。
これには取っ手がなく全て昔の鍵で開け閉めするという厳重さ。
1800年代から1900年初めのイギリスでは、家具はそれだけ貴重な『調度品』だったのでしょう。足元の細部にまでこだわった作りが泣かせます。


今の日本では見つけるのが不可能ないい感じのドアも無造作に置かれていました。
細かいキズでさえその存在にとっては欠けてはならない重要な要素なのだなぁ。
フロアいっぱいに並べられたアンティーク家具にはそれぞれ「1880年代」などとタグがつけられています。
数百年の時を越えていま高知に存在する数奇な運命。
そんな不思議な感覚と、アンティーク家具の持つそれぞれの世界を、目でにおいで手触りで感じることができた至福の2時間でした。
スタッフの皆さま、丁寧な応対有難うございました。
また、大好きな人たちを連れて訪れたいと思っています。
海の見える丘に立つ『Rustic-27』のステキな空間でした。皆様もぜひ。